駿河御前試合に出場する11組22人の剣士たちの凄惨な闘いを12の短編で綴る。 江戸時代の初期 、駿河の国に冷酷な君主徳川忠長あり。 将軍家の次男でありながら、密かに天下を狙っていた。 天下に号令せん日を望んで名だたる豪傑たちを集めていたが 南條範夫著/徳間文庫 感情に囚われた「人」の残酷さ。 血と狂気のエンターテインメント 寛永六年九月二十四日、駿府城・駿河大納言徳川忠長の面前にて開かれた御前試合。 十一番の勝負は全て真剣を以て行なわれた。 大国の領主が公に開いた御前 小説「駿河城御前試合」の「御前」とは、駿府藩主徳川忠長の事。 忠長は三代将軍家光の弟です。母は浅井長政とお市の娘のお江与(お江)です。顔も面長で信長に似ていたとか。 会津藩の大元、保科正之は異母弟となります。 将軍継承問題で竹千代(家光)と国千代(忠長)双方の擁立争いは壮絶
株式会社リイド社 腕 駿河城御前試合 4